2017年1月8日日曜日

生活基盤の立上げ@ローザンヌ

キャンパスのあるローザンヌに引っ越してきて約1週間が経過しました。プログラム開始まで1週間を切り、クラスメイトが続々と現地入りしています。毎晩Meetup Dinner / Drinking が開催されており、Socializingが忙しくなってきました。

さて、今回はローザンヌ生活のセットアップについて書きたいと思います。IMDの場合、学生への生活サポートが行き届いており、今のところ順調に事が運んでいますが、失敗してしまったこともあります。

    アパートへの入居IMDが斡旋していた物件(キャンパスから徒歩5分!)に入居。アパートの鍵はキャンパスで受け取る。ドアの鍵が特殊で、鍵穴に鍵を差し込んで2周回さないと開錠しない仕組み。そんなことは知る由もなく、30分くらい冷や汗をかきながら試行錯誤して、なんとか部屋に入ることができた。何の説明もなかったということは、スイスでは標準的な鍵なのかな? 文化の違いは、「ドアの鍵を開ける」という日常生活のごくありふれた所作に宿っているんだなぁ、と一人で感じ入る。

    在留許可手続き:日本人の場合、留学ビザのようなものを取得する必要がなく、スイス入国後に現地の市役所で在留許可(Temporary Residence Permit)手続きを行う。英語で手続きすることができるので、特にトラブることなくスムーズに事が運んだ。手続きに必要な書類は、日本を出国する前に完璧に準備するべき。私は、それを怠ったため、余計な手間がかかってしまった。反省。(現地入りして間もないときに、証明写真を撮ったり、コピーを取ったりするのは意外と大変。)

    日本から発送した荷物の受取り:出国の前日に東京からローザンヌへEMSで発送。ところが、うっかりスプレー缶を入れてしまい、東京の通関に差戻しを食らう涙。あとで調べて分かったことだが、国際郵便で送れないものは意外と沢山ある。また、「送れない物リスト」は国によって異なり、必要書類も異なる。そのへんの事情をよく調べずに慌てて発送してしまったため、失敗してしまった。このトピックについては、また稿を改めて詳しく書きたい。

    日用品の調達:入居したアパートには、家具・家電・キッチン用品などが既に用意されており、現地で調達するべきものはそれほど多くない。ティッシュペーパーや洗剤など。近所や駅前のスーパーで全て揃えることができる。買い物で意外と苦労するのは、食品系。英語表記がないので、買いたいものを見つけるのにとても時間がかかります。。。

    トラベルパス購入:スイスおよびローザンヌは、公共交通機関が発達している。市内をちょっと移動するにも、地下鉄やバスを利用することになるので、年間定期券を購入。(Gare de Lausanne駅のチケット窓口で購入できる。パスポートと顔写真を持参。)年間で740フラン、一ヵ月あたり74フラン。地下鉄一往復の料金が 7.4フランなので、一ヵ月に10往復以上するとペイする計算になる。そんなに乗らないような気がして悩んだけど、いちいち券売機で切符を買うのも面倒なので、思い切って購入。

    携帯電話の契約:スイスの携帯電話会社 Salt およびSunriseからIMD学生向けに特別プランが用意されている。一ヶ月30フラン程度と日本より安い。これは今週できなかったので、来週以降に対応したい。

    銀行口座の開設:学校を通じてUBSの銀行口座を申込済み。これも来週以降に対応。


スイスおよびローザンヌの社会システム・公共インフラは効率的にできており、スイス国民はとても真面目で気が利く。外国人であり、現地語ができない私でも至ってスムーズに新生活を始めることができたことが、クオリティ国家スイスの優秀さを物語っている。このようなことを感じた一週間でした。